教員免許更新制:教職員の3組合、凍結を要請 /福島
2月4日15時1分配信 毎日新聞
県教職員組合と県立高校教職員組合、県私立学校教職員組合連合は3日、新年度から導入される「教員免許更新制」の凍結を国に求めるよう、県教委に要請した。
要請書は、文部科学省が概算要求した同制度の関連予算が認められなかったとし、教員が免許更新のために受ける講座で「受講料の全額自己負担がほぼ確実になった」と指摘。09年度の実施は「財政的裏付けが取り払われた」と訴えている。県教組の浦井信義委員長は「忙しい教員の負担が増えるだけで、学校現場の努力を無視した制度だ」と語った。
福島大によると、初年度の講習の対象は県内で約1700人。更新には30時間の受講が必要で、受講料は3万円。2年間の受講期間中に合格しなければ免許が失効する。【今井美津子】
2月4日朝刊